かぐや姫の物語, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=2692527 / CC BY SA 3.0

#2013年のアニメ映画
#アニメ作品_か
#スタジオジブリのアニメ映画
#電通のアニメ作品
#博報堂DYグループのアニメ作品
#ディーライツのアニメ映画
#東宝製作のアニメ映画
#KDDI製作の映画
#高畑勲の監督映画
#文学を原作とするアニメ映画
『かぐや姫の物語』(かぐやひめのものがたり)は、『竹取物語』を原作としたスタジオジブリ制作の日本のアニメーション映画。
監督は高畑勲が務め、2013年11月23日に公開された。
キャッチコピーは「姫の犯した罪と罰」。
高畑による監督作品は1999年の『ホーホケキョ となりの山田くん』以来、14年ぶりとなる。
高畑は本作公開から4年半後の2018年4月5日に死去し、本作が最後の監督作品となった。
日本のアニメ映画としては破格ともいえる、企画開始から8年の歳月と50億円を超える製作費が投じられた。
技法面では、『ホーホケキョ となりの山田くん』で導入された、アニメーターの描いた線を生かした手書き風のスタイルが本作でも使用された。
加えて、背景も動画に近いタッチで描かれ、両者が一体となり「一枚絵が動く」ような画面をもたらしている。
昔、山里に竹を取って暮らす翁と媼がいた。
早春のある日、翁は光り輝くタケノコの中から手のひらに収まる大きさの姫を見つけ、自宅へ持ち帰る。
姫はその日のうちに人間サイズの赤子の姿へと変わり、翁と媼によって「天からの授かりもの」として育てられる。
赤子の姿になった直後から生育が速く、半年余りで少女へと成長した。
姫は、少年・捨丸をはじめとする近くに住む木地師の子どもたちから「タケノコ」と呼ばれ、自然の中で彼らと遊びながら天真爛漫に育つ。
一方、光る竹から黄金(金の粒)や豪奢な衣を授かる体験を繰り返した翁は「天が姫を立派に育てよと命じている」と考え、「高貴の姫君に育てて貴公子に見初められることが姫の幸せである」と都に屋敷を建てて、秋に一家で移り住む。
姫は、翁が宮中から招いた女官の相模から「高貴の姫君」としての躾けを受けさせられる。
ふざける姫だが、作法は身につけていた。
やがて「なよたけのかぐや姫」の名を与えられ、成人儀礼(裳着)と披露目の宴が行われる。
だが、酔った宴の客は翁に対し姫を侮辱する暴言を口にした。
それを聞いた姫は屋敷を飛び出し、装束も脱ぎ捨てながら走り続け、肌着一枚の姿で故郷の山の家にたどり着く。
木地師の去った冬の枯れ山で、姫は炭焼きの男から再び春が到来することを教えられる。
雪の中で行き倒れた姫は、気が付くと元の装束をまとって屋敷に戻っていた。
以来、姫は行儀よく振る舞った。
次の春、屋敷の前は姫を望む多くの男であふれた。
ついには5人の公達(車持皇子・石作皇子・阿部右大臣・大伴大納言・石上中納言)が揃って求婚に訪れる。
姫を珍しい宝物に例えて称える公達に対し、姫は自分を思う気持ちの証として、自分と比較された宝物をそれぞれの公達に持参するよう求めた。
公達は唖然として引き上げ、門前の男たちも姿を消した。
これを喜んだ姫は、媼や侍女の女童を伴って花見に出かける。
桜の木の下で自分にぶつかった身分の低そうな子どもの家族が、平伏して許しを請い立ち去ったことに衝撃を受け、花見もせずに帰路につく。
その途上、物盗りの疑いで追われる捨丸と偶然顔を合わせ、盗みに対する制裁の暴力を受けるのを見て、姫は悲しんだ。
3年後、宝物を持参したと称する公達が現れたが、贋物であったり、姫の関心を引くために巧言を弄したことが暴かれる。
宝物を得るために石上中納言が事故死したことで、姫は自らを責め悲嘆した。
だが、御門はかぐや姫に「5人の公達を手玉に取る女」と興味を示し、宮中に招こうとする。
命に代えても出仕しないという姫に、御門は忍びで屋敷を訪れ、姫を抱きすくめて連れて行こうとする。
その瞬間、姫の姿はかき消える。
おどろいた御門が叫ぶ呼びかけで、姫は姿を現し、御門は「次は自分の元に来ると信じている」と御所へと引き上げた。
この出来事以来、姫は月夜には一人で空を見上げるようになった。
翁と媼が理由を問うと、姫は「自分が月から地上におろされた者」だと明かし、御門の来訪の折に月の助けを呼んだために帰ることになったと話す。
しかし自分は月には帰りたくないと泣き伏した。
媼は内密に、姫を故郷の山に向かわせる。
そこで姫はちょうど山に戻ってきた捨丸と再会した。
二人は不思議な力で空中を舞い、手をつなぎ、抱きしめあった。
だが空に月が現れたとき二人は離ればなれとなり、その逢瀬は捨丸には夢として認識される。

MAG.MOE - The MAG, The MOE.