問題児たちが異世界から来るそうですよ?, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=2460875 / CC BY SA 3.0

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『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』(もんだいじたちがいせかいからくるそうですよ)は、竜ノ湖太郎による日本のライトノベル。
イラストは天之有。
角川スニーカー文庫(角川書店)より、2011年4月から2015年4月にかけて刊行された。
2015年6月からイラストをももこに変更し『ラストエンブリオ』というタイトルで第2部が刊行中。
略称は「問題児シリーズ」。
2012年2月24日に、ザ・スニーカーWEBで、コミカライズされることが発表され、『コンプエース』と『エイジプレミアム』の2誌で、それぞれ七桃りおと坂野杏梨により連載した。
2012年7月25日に、ザ・スニーカーWEBにて、アニメ化企画が進行中であることが発表され、2013年1月から3月にかけてテレビアニメが放送された。
2018年11月時点で全世界シリーズ累計発行部数は300万部を突破している。
本作は『EQUATION ―イクヴェイジョン―』で第14回スニーカー大賞の奨励賞を受賞した竜ノ湖太郎の初刊行作品である。
箱庭の世界を舞台に、異世界から召喚された問題児達が様々な修羅神仏や悪魔達に立ち向かう物語である本作は、神話や童話、歴史上の出来事等、様々なモチーフが存在する。
そのため、時に詰め込み過ぎな印象を受けるが、これは過去のスニーカー大賞の選評に「もっとアイデアを使い捨てる度量がほしい」とあったため、作者である竜ノ湖がその時の手持ちのアイデア全てを詰め込めるだけ詰め込んで作ったためである。
当初、竜ノ湖は完全オリジナル設定のファンタジーを書くことを思いついたが、現在のライトノベルの業界では話題性のない新人がこのようなファンタジーを書くのは厳しいと考えた。
代わりに、今まで書いたことのない歴史ものにしようと思いつき、史実のキャラクターが異世界に呼び出される内容にしようと考えたが、神話や伝承の要素を取り入れることを考え始めたあたりから方向性が変わり、最終的には現在の形になった。
竜ノ湖はもとから神話や逸話に詳しかったわけではなく、これらの知識は小説を書くために調べて得たものである。
また、天之有によるキャラクターや設定のラフ画を基に原稿の内容が修正される場合もある。
執筆にあたり、竜ノ湖は「迷わない主人公を書く」という方針を取ったほか、『EQUATION ―イクヴェイジョン―』にてヒロインが登場しなかったため、ヒロインの描写にも力を入れた。
イラストレーターの選定は小説の執筆後に行われ、「うさ耳を可愛く描ける」という条件に当てはまった天之有がイラストレーターとして選ばれた。
本作の題名にある「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」というフレーズは、もともと別の題名候補の副題についていたものであり、その副題を見た担当編集者の勧めにより、現在の題名になった。
勧められた当初、竜ノ湖は戸惑ったが、ライトノベルは存在を知ってもらわなければ話にならないため、多くの人に知ってもらうことには有効であると考え、「醜名を取って逞しく在れ」という思いを込めることもあって、勧めを受け入れた。
自分たちの能力をもてあまし、現実世界に退屈していた逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部耀の3人の問題児たちのもとに1通の封筒が届く。
手紙の文面に目を通したのと同時に、3人は見たこともない風景が広がる異世界――さまざまな種族や修羅神仏の集まる箱庭の世界へとやってきていた。
そこで彼らは、呼び出した張本人の黒ウサギとジン=ラッセル、彼らが所属するコミュニティ“ノーネーム”に出会う。
“ノーネーム”は3年前、ある魔王に挑まれた『ギフトゲーム』と呼ばれるゲームに敗北し、名も旗も多くの仲間たちも奪われ残るは子供たちだけ、という逆境の真っ只中にあった。
そんな中にあって浮上のきっかけを掴めず絵空事を唱えるばかりのジンを見かねた十六夜は、今後の“ノーネーム”の柱として打倒魔王を掲げる。
手持ちの町も畑も滅び、蓄えも労働力も足りない。
失われた仲間の奪還など、やらねばならないことはあまりにも多い。
そんな状況を跳ね除けるべく、問題児たちはギフトゲームに参加していくことになる。
問題児たちの絶大な力は、『破竹の快進撃』という言葉を形にするに足るものだったが、“魔王”という存在は…

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