少女コミックを原作にしたアニメ「キャンディ キャンディ」のエンディグテーマです。テレビアニメは76年の放送開始だそうです。
70年代は夕方4時から8時まで、途中30分のニュースを除けば、ほぼほぼ子供番組を放送していた子供番組全盛期でしたが、このアニメは女の子向けということもあり、飛び飛びに数回しか見たことがありません。学校のクラスの女子が、アンソニーがどうのと、アイドル歌手に憧れるような眼差しで盛り上がっていたのを覚えてます。
僕はその数少ない視聴回の中で、イケメン男子がバグパイプ(スコットランドの民族楽器)を吹いていたのが、唯一印象に残ってます(実際にそんなシーンがあったのかは確認してませんが…)。そして、オープニングテーマ曲と、このエンディグテーマ曲も強く印象に残っていました。もっとも、こういうアニソンなどを数多く聴けるようになったのは、大人になってからです。
2000年代以降、レンタルやCS放送等で大概の昭和アニメが観られる現代において、この番組が再放送されているのを見たことがないので調べると、なんでも著作権に関するトラブルで、再放送できないのが現状ということです。
昔の番組で、そういえば再放送されないなという番組があったら、だいたいこのような裏事情があるようです。また、昔の「ムーミン(岸田今日子版)」、藤子不二雄の「ジャングル黒べえ」など、利害以外の諸問題あって再放送やメディア化ができない作品も、けっこうありますね。こういったことを踏まえて、今回の映像にはアニメの画を使うことは控えました。
作曲は渡辺岳夫。この方はテレビ界において主題歌を数多く手がけていて、アニメでは「アルプスの少女ハイジ」「天才バカボン」「キューティーハニー」「魔女っ子メグちゃん」なども渡辺作品です。作詞は名木田恵子(原作者・水木杏子のペンネームだそうです)。
歌はアニソン歌手のレジェンドともいえる堀江美都子。こういう、実力者で、しかも女性の歌をカバーするとなると、アレンジを変え、コーラスを増やして歌を埋もれさせないと粗が目立ちます。キーはCからFに下げました。いいトシをしたオッサンが、このような乙女心を綴った歌をシワガレ声で歌うのは気が引けますし、恥ずかしいのですが、よろしければご視聴お願いします。

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