おげれつたなか先生が贈る人気BL漫画『ヤリチン☆ビッチ部』(通称、ヤリ部)を東宝がまさかのアニメ化! 発売中の『ヤリチン☆ビッチ部』第3巻アニメDVD付き限定版にOAD第1話が同梱されています。さらに、2019年1月27日(日)にはアニメ『ヤリチン☆ビッチ部』スペシャルイベントの開催も決定!! ※イベントのチケット優先販売申込み券は『ヤリチン☆ビッチ部』第3巻アニメDVD付き限定版に封入。“ヤリ部”に所属していながら、まだまだピュアな1年生、遠野高志役の小林裕介さんと加島優役の濱野大輝さんにインタビュー。YouTubeで公開されているアニメPVや主題歌試聴PVが100万再生超えの超注目作である本作の印象や、個性あふれる主題歌についてなどお話を伺いました。めちゃくちゃ想像力を掻き立てられる作品――最初に関わったときの作品の印象を教えてください。濱野:インパクトがすごく大きくて、こういった世界に少し疎かったので、世にはこんな作品もあるんだなと思いました。反響は大きかったです。違うキャラクターをやったときも、「濱野ってヤリ部の加島の人かな?」と言ってくれている人もいたり、「すごく良かったです!」というお手紙をいただけたりもして、そういう意味では反響も大きいしインパクトも大きい、一度触れたら忘れないタイプの作品なんだろうなと思いますね。小林:僕も最初にタイトルだけを聞いた時は、「とんでもない作品がきてしまった」と思ったんですけど、いざ読んでみたらギャグの面白さが際立っていて、これは役者として面白くもできるし、上手くやらないとガッカリされる場合もある、だいぶ試される作品になるな、と思って収録にのぞんだことを覚えています。でも、いざやってみたら濱野さんとまったく同じで、ファンの方から「すごく良かったです」と言っていただけただけでなく、知り合いからまさかの「あれ出てるの!? めっちゃ好きなんだよね!」とカミングアウトしてくる人がポンポンと何人か出てきて。濱野:僕もありました! 「今度頑張って」って言われました。小林:実はこういう作品も好きだという、みんなのカミングアウト作品になりましたね。――この作品は好きでも、なかなか大きな声でアピールできる人はいないかもしれないですね……。まずタイトルがすごいので(笑)。濱野:僕はドラマCD第1巻が出たときに、完パケを貰うのを待たずにアニメイトに買いに行ったんですよ。やっぱりタイトルを言うのは恥ずかしかったです。小林:なんでタイトルを言う必要があるの(笑)?濱野:どこに置いてあるかわからなくて店員さんに聞いたんだけど、「あの~、ヤリ○✕△※部ってありますか?」ってモゴモゴしちゃって(笑)。小林:セクハラだよ!濱野:そうなの! 下手したらちょっとしたセクハラになりかねない(笑)。――お二人に言うことではないんですが、取材に行くのに編集部で共有しなくてはいけないので、私も作品概要とタイトルなど社内で言わなければならず、なんでこんな辱めを……と思いました(笑)。濱野:光栄なことですね! でも、うちの事務所でもまったく同じ現象が起きていました。今となってはもう平気ですけど、最初は「どう略そうかな」と考えて。そういうこと、ありませんでした?小林:うちのマネージャーなんて何も気にせず。すっごい声の通るマネージャーなのに、カフェで「あの『ヤリチン☆ビッチ部』の件なんですけど~」って言ってて怒ったからね。「こら、バカ!周りの人こっち見てるから!俺も恥ずかしいわ!」って。濱野:そりゃそうですよ(笑)。――そんな作品がアニメ化すると聞いた時の心境は?濱野&小林:せーの、正気か!?濱野:これはもうキャストみんなが一貫して同じ気持ちですね(笑)。数々のBL作品をやってきた先輩たちなのに、「これをアニメ化するか!?」と驚いています。どんなアニメになるんだろうという期待感でワクワクしながらも、ハラハラしています。小林:だって、どうしたって出しちゃいけない部分を出すわけじゃないですか。そうなると対象年齢が決まっちゃうし……。上手く隠すのかな?と思っていたらバリバリ出ていました。濱野:器具とかも、てっきりきのこのイラストで隠すのかな?と思っていたんですけど、全然隠さず、勝負しに行っていますよね。東宝さん、やっぱりすごいです、ぶっ飛んでますよ。小林:すごい。守りに入らず、むしろ攻めてきた。濱野:そうですよね、「これでGOだ!」となったわけですもんね(笑)。小林:面白くてやりがいがある、どうやってふざけてやろうか、とめちゃくちゃ想像力を掻き立てられる作品なので、だからこそ挑戦してみたいと大人たちが思わされちゃうんでしょうね。アニメ化での変化は?――それぞれのキャラクターの魅力を教えてください。小林:遠野は何も考えずに写真部に行った結果、こういう事件に……。濱野:事件?小林:事故が起こる現場に(笑)来てしまいましたけど、彼は男性が好きという属性は一切なく、本当に一般の男子高校生だからこそ、とてもキャラクターが立っていて面白いと思わされます。それを失ってしまったら彼の魅力がなくなってしまうので、男性は好きじゃないと否定できる内は全力ですべてを否定してツッコミにまわっていくことが、彼の面白さが一番引き出せるのだろうなと思っています。一番異質じゃないことがこの作品では異質になっていることが彼らしいところですね。濱野:その流されないところが遠野くんの良さでもありますし、ある意味ノンケ代表でこの作品にはいるので「遠野の気持ちはわかるけど、なんでブレないだ!?」というもどかしさも作品を見てくださっている方は、逆にツッコミにツッコめるというか。面白い立ち位置のキャラクターだなと思います。だって加島が何度向かって行っても全然揺れないですもんね。――そういう加島はどんなキャラクターですか?加島:加島は純粋な好青年で高校生でこんな友達いたらいいな、と思うような優しさもある真っ直ぐな青年だと思うんですけど、ときどき純粋が過ぎるというか……。あまり物事を拒まないので、すぐに相手の言うことを受け入れ過ぎて、「オイオイ」とツッコまれるようなちょっと天然なのかなと思わされるところもあります。落ち着いたキャラクターなので共感できる部分はあったんですけど、やっぱり若々しさはあって、初めて男性に恋するドキドキや不思議な感覚を味わっているという部分で、自分の中にはない爽やかさを求められるキャラクターです。アフレコのリテイクでもそういうところを指摘されますし、演じていく上では彼の真っ直ぐさ、爽やかさをより意識して演じています。――ドラマCDも現在第3巻まで発売されていますが、アニメになって変化はありますか?小林:もちろん画(え)がつくという部分での大きな変化はありました。ドラマCDは原作の画はありますけど、自分の想像力でお芝居をして、間尺も自分のタイミングでやってよかったり自由度が高かった分、今回は画はもちろん、尺も決まった中でやらないといけない。それでいて画に負けないパワーを出さなきゃいけない、とむしろ求められるものが多くなっていて大変だったなとは思います。特に遠野はツッコミをいれてギャアギャア言っているので、ギャアギャア言いつつも、尺

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