戦時下の広島・呉を舞台にしたアニメ映画「この世界の片隅に」。約30分の新映像を加えた新作が11月22日、広島市中区で開幕した広島国際映画祭でお披露目され、主人公すずを声優として演じた俳優、のんさんらが朝日新聞の取材に応じた。新作のタイトルは「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」。3年以上のロングラン上映が続く前作「この世界」に、遊郭で働くリンやテルらこうの史代さんの原作漫画に登場する女性らとすずの交流の描写を加え、物語が新たな切り口で描かれている。
 のんさんは取材に「(すずが)一生懸命居場所を探していたんだと、ダイレクトに感じる作品。その時代の女性の立ち位置、知らない人のもとへ嫁ぐとかが、実感としてグサッときた」と振り返った。12月20日から全国公開。
#この世界の(さらにいくつもの)片隅に

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