めちゃイケ 岡村オファーがきましたシリーズ

劇団四季から「ライオン・キング」出演のオファーが来たものの、ミュージカルを毛嫌いしていた岡村は、当初オファーを断る姿勢を見せる。だが、実際に『ライオン・キング』を観劇した岡村はその舞台に感銘を受けたことから「是非出演させてほしい」と態度を急変させ、オファーを受けることになる。岡村は当初主役のシンバ役を熱望したが、浅利慶太に即却下され、結局は浅利に言われた、草・ガゼル・ハイエナ・シンガーの4役を演じることになる。

岡村は「ハクナ・マタタ(心配ないさ)」の精神でプライドロック征服宣言を放ち、稽古を始めるが、他の団員と比べレベルが違いすぎ(低すぎ)たため、一番簡単な草役とガゼル役ですら出演が危ぶまれる。また特にハイエナ役にいたっては、左右の3回転ターンがある、ライオンキングの中でも最難関のハイエナダンスを習得しなければならず、岡村にとっては最難関の役となる。シンガー役では、シンバしか歌ってはいけない「王となる」という部分をどうしても歌ってしまうことに対し、指導者から何度も注意を受ける。しかし、岡村は努力の結果全ての役で合格をもらい、見事劇団四季の舞台を踏めることとなる。

初めの出番であるガゼル役では緊張しすぎて放心状態になったが、なんとかその役をこなす。ハイエナダンスで練習でも1度も決まらなかった左右3回転ターンを見事成功させるが、調子に乗ってガッツポーズをしてしまう。ハイエナダンスの成功に気を大きくした岡村は次の草の役で、「草の感情を表現する」という個性を出すために暴走を始める。そして最後のシンガー役では禁じられていた「王となる」をおもいっきり歌ってしまい、最後にはカメラ目線まで出してしまう。だが、多少の過剰演技はあったもののハイエナダンスの成功を含め、公演は大成功…と思いきや、出演を禁じられていたカーテンコールに、ハイエナとして出てしまう。カーテンコールでは定番の「最高!」というセリフを叫び、ブレイクダンスを踊り、なんとハイエナの地位にもかかわらずプライドロックに登り雄たけびを上げてしまう。さらにハイエナでありながらライオンの赤ちゃん(チュンバ)を産み落とすという奇跡を起こした。このことに対し、矢部は激怒したが、浅利は「心配していたけど、この人は大変な人だね。努力家で」と岡村の才能を評価し、彼を劇団四季に引き抜こうとまでした。

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