神奈川県藤沢市。星野裕(通称ペコ)と月本誠(通称スマイル)は、共にタムラ卓球場で小学生時代から卓球をやってきた幼馴染。ペコは確かな実力を持ちながら己の才能に自惚れ、誰に対しても不遜だった。一方のスマイルは、決して笑わず無愛想で、そんな態度からペコにスマイルと渾名されていた。共に片瀬高校の卓球部へ入ったふたりは、春、県内の辻堂学園学院卓球部へ、上海のジュニアチームから留学してきた孔文革(通称チャイナ)が留学生として雇われたと知る。ふたりは辻堂学院へ偵察に訪れ、チャイナとの対戦にこぎつける。しかしペコはチャイナ相手に1点も獲れず大敗した。続いてチャイナはスマイルへ勝負を持ちかけるが、スマイルはまるで興味を示さなかった。一見すると卓球で勝るのはペコであったが、チャイナはスマイルが抜群の素質を持っているのを見抜いていた。

スマイルの才覚を嗅ぎつけたのはチャイナだけではなかった。片瀬高校の卓球部顧問である小泉丈は、スマイルが才能とは裏腹に勝利への執念が全く無く、真剣勝負でも相手の心情を考慮し、特にペコと試合する際には無自覚に手を抜いていると看破し、彼をさらなる高みへと登らせるべく過酷な指導を試みる。同時期、県内最強と謳われる海王学園高校卓球部の風間竜一(通称ドラゴン)が片瀬へ偵察にやってくる。インターハイ優勝の実力者である風間ですらスマイルの実力を脅威に感じるほどであった。それでも、風間にとってスマイルはあくまでも脅威となりうる存在でしかなく、今度のインターハイでの優勝は確実であると公言する調子だった。

新しい時代が来たのに
煮詰まって抜け出せない
この道が真っ直ぐ過ぎて
逃げれもしない

選ぶにも道がなくて
迷走中
何がしたいかひとりわからなくて
妄想中
自分と他人を比べて堕ちて行く

君は世界にたった一人だよ
僕は世界にたった一人だよ
ねえ、そうでしょ?
君にしかできないことなんて
ないかもしれないけど
何もしないまま消えてゆくのかい~
「僕だって誰だって気持ちイイことがしたいだけえ!」

君のその白いとこに全部
持ってかれても
君のその黒いとこに全部
捧げたい

選ぶにも道がなくて
迷走中
何がしたいかひとりわからなくて
妄想中
自分と他人を比べて堕ちて行く

オイラ世界にたった一人だよ
いつも世界にたった一人だよ
でもやるのだーの
オレにしかできないことなんて
ないかもしれないけど
何もしないまま消えてゆくの
何もしないまま消えてゆくの
何もしないまま消えてゆくもんか~

「何だって何時だって気持ちイイことがしたいだけ~!」
#ピンポン#アニメ#OP

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