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今回は革新的な可変戦闘機バルキリーにアイドルや歌など後の作品に大きな影響を与えた作品「超時空要塞マクロス」の解説です。
宇宙から突如飛来した超巨大な宇宙戦艦、戦闘を行われた跡から異星人の存在や宇宙で起きる未知の脅威を知らしめられた人類。
その宇宙戦艦を長年かけて修理し、宇宙に飛び出すための進宙式を行うまさにその日異星人の戦艦が現れ、修理した戦艦の自動迎撃装置が働いてしまい人類が先制攻撃をする形で異星人との戦闘に巻き込まれ…って感じで怒涛の展開を迎えるこの作品(^^;
「機動戦士ガンダム」の大ヒットからSFロボットアニメに強い追い風が吹く中放送され、戦闘機からロボットに変形する可変戦闘機バルキリーの斬新さや、シリアスな戦争や政治的要素という重めのテーマではなく、文化や歌といった部分を異星人の弱点にし、シリアスな展開ってよりもキャラクターや市民たちの戦時下の割に華やかさもある生活や、主人公達が繰り広げるちょっとドロドロ感もある恋愛模様、一般女性だったヒロインがミスコンで優勝してアイドルとなり歌手デビューをするシンデレラストーリーなど、少しコミカルさも加えながら上手くストーリーが構成されてるのが印象的。
また、スポンサーの要望から突如話数の追加依頼があり戦後って部分も描かれ、それを明るく希望に満ちたってものではなく、疲弊して悲壮感もあるリアリティもありそうな展開に持って行ってるのも見所な感じ…(^^;
可変戦闘機やそれを駆使した「板野サーカス」のダイナミックな演出に、細かく設定された異星人の設定、文化に対して驚き興味を示す姿など革新的な要素がいろいろありましたが、当時学生だったメンバーや、若いスタッフが多い現場で、衣装替えや細かい設定に手が回らず外注出しも余儀なく作画の酷さが目立つとこもあり、重要なところは主力でそうでないところは外注で手直しも間に合わず話によってクオリティが大幅に違うなど混乱を招く結果にもなったそうです…(^^;
また、主人公が使う「お宅」という言葉が、いまの「おたく」という言葉に繋がったともいわれ、「板野サーカス」のダイナミックな演出が、ハリウッド映画「トップガン」の演出に大きく影響を与えたとかいないとか言われてるみたいですΣ(・ω・ノ)ノ!

#ゆっくり解説
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#バルキリー
#板野サーカス
#庵野秀明
#ROBOTECH

00:00 オープニング
01:43 可変戦闘機に音楽と新たな世界を
04:31 あらすじ
10:31 宇宙戦艦内に街
11:15 ゼントラーディとは
14:40 ゼントラーディが驚く「文化」
16:03 主人公とヒロイン
23:48 何かと苦労が多い切れ者艦長
25:09 エースとその愛する人
28:05 天才と天才
31:40 お調子者の柿崎
32:25 かしましい「ブリッジ3人娘」
34:47 クセが強すぎるヒロインの従兄
36:19 ゼントラーディ軍の幹部
40:03 「ワレラロリ―コンダ」
41:37 ゼントラーディの荒くれ者と女性司令
43:27 兼任やデビュー作になる人も多かった声優陣
46:20 新人や学生が多いスタッフに学生時代のGAINAXメンバーも
47:39 意外なところから生まれた「バルキリー」
49:11 バルキリーを引き立てた「板野サーカス」
50:28 マクロス=歌要素は弱かった…?!
52:20 急遽追加された話数
53:14 「おたく」という言葉が作られたきっかけ?!
54:19 テレビ紙芝居…??ちょっと残念な作画問題…
55:25 ややこしくドロドロな版権問題…

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