塔の寝室。心地良い眠りの中、窓から差し込む陽光を受けて寝惚け気味に起き上がる。少女の乱れた髪は銀に輝きながら、頭の動きに引かれて舞った。
(もう起きとるのか。早いのぅ)
ミラはちらりと隣に顔を向け、そこにある枕を確認する。ルナは小さく丸まったまま、まだ寝息を立てていた。安らいだその姿に目尻を下げると、ミラは腕輪のメニューを開き現在時刻を映し出す。

グループでストーリー情報を更新する : https://t.me/novellove2022

#朗読
#小説家になろう
#蜘蛛ですがなにか

MAG.MOE - The MAG, The MOE.