7日、東京都の新型コロナウイルスの新規感染者の数が6日ぶりに3万人を下回りました。とはいえ、お盆休みシーズンの様々なイベントには感染拡大の影響が出ています。

 沖縄に夏の風物詩「エイサーまつり」が3年ぶりに帰ってきました。ただ、病床使用率は80%を超え、医療体制は逼迫(ひっぱく)しています。アルコールの提供自粛、場所を限定して行うなど、コロナ対策を取りながら祭りは行われました。

 見物客:「感動しました。すごーく」「若い人たちの力強さに私たち年寄りは元気をもらえました」

 ちなみに「エイサー」とは、本土の盆踊りにあたる伝統芸能のこと。

 お盆に合わせて早くも帰省が始まっています。

 福岡に帰省:「娘が里帰り出産するので親子で帰って。(夫は)見送り。(私は)単身赴任でこっちに普段いるけど、今回は一緒に帰ろうかと」

 奈良の東大寺では、お盆に向けて準備が進んでいました。白装束にマスク姿の僧侶らが宙づりになって掃除するのは…大仏です。高さ15メートルほどもある頭のてっぺんもゴシゴシ。すると、ほこりが雪のようにチラチラ。実は、コロナの影響で去年、おととしと大仏にたまったほこりを払うことができませんでした。140人掛かりでおよそ3時間。大仏は3年ぶりに、本来の姿を取り戻しました。

 一方、名古屋市の寺には、なにやら怪しげな集団が。よく見ると、プラカードには「フランス」や「タイ」など国の名前が。実は彼ら、世界12カ国のコスプレイヤー。こちらも3年ぶりの開催です。

 各地がにぎわう一方、6日の全国の感染者は過去5番目に多い22万7563人となりました。

 東京では7日、新たに2万6313人の感染が確認されました。3万人を下回るのは6日ぶりです。

 直近7日間の感染者数は平均で3万1732人で、前の週と比べて98.6%となっています。100%を下回ったのは6月19日以来のことですが、依然として高い水準で推移しています。

 第7波の影響で延期になったイベントもあります。神奈川県厚木市の川に2000匹のアユを放つ「つかみ取り」です。放流する予定だったアユは子どもたちにプレゼント。密を避けるため、アユの受け渡しはドライブスルーでも行われました。

 感染者の数が高止まりするなか、来週から本格的なお盆シーズンを迎えます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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